FUTURE VISION
第2章 構想 〜ラグビーW杯聖火リレーを創設するために
ラグビーW杯版、聖火リレー構想 ver. 0.1 2018.10.23
ⅰ.この冒険を2019で終わらせたらもったいない!?
突然ですが、2020年以降の日本の未来は悲観的な見方が強いそうです。
「オリンピックまでが山で、それ以降は日本を牽引するものが見当たらない!?」
「燃え尽き症候群のような状態になることは明らか!?」
悲観的な未来は、そのネガティヴなイメージから人間の心をシュリンクさせ、悪循環を起こさせます。
ネガティヴを払拭させるようなトライを新しく人間の手で作り込まない限り、それから逃れられません。
行動が求められます。
そして、日本を覆いつくそうとしているネガティヴと戦うための勇気が求められます。
ラグビーW杯やオリンピックに代わる日本全体が明るくなるような新しいシンボルを掲げる必要があります。そしてそれは日本人自身が自信を持つためにも国内に閉じたものではなく、世界のみんなに親しまれ、愛されるものでなければなりません。
結論から言えば、世界を股にかけた新しい文化を2019年ラグビーW杯、2020年東京オリンピックから得たレガシーを元に新しく創るべきだと思っています。
2019年にラグビーW杯が日本で開催されます。
そこで僕は今、ラグビーW杯を盛り上げようと#worldtryprojectを手掛けています。
それは2019年ラグビーW杯のエンブレムに天啓を受け、過去ラグビーW杯に出場した25ヶ国へリスペクトを示すために最高峰にトライし、そして最後にエンブレムに描かれている日本の最高峰、富士山にトライするというものです。
現在、道半ばですが日本国内だけでなく、国籍、文化、宗教に関係なく世界中のみんなからのサポートを受けて今の冒険を継続しております。そこにはラグビーを介したHeart to Heartの交流があります。
ユニフォームの盗難があった際に、フランス全土を探し学生からお借りしたり、南米最高峰アコンカグアでは一緒に登頂していたアルゼンチン人と南アフリカ人の無念の思いをラグビーボールに託され山頂にトライしたり、ジンバブエではかつて赴任していた農業大学で講義の改善をこの冒険の中でサポートし、山に対しては修学旅行に来ていた小学生たちとラグビーボールを回しながらトライを決めました。



まだまだ日本のみんなにはこのプロジェクトが浸透しておりませんが、最後の富士山を登る時には凄いことになるだろうとの予感があります。そのタイミングで世界はこのプロジェクトを初めて知りえ、賞賛と爆笑が待っていると予測します。
そして、第1章~ラグビーW杯の歴史を作ってくれた出場国へのリスペクトの冒険~の幕が静かに閉じ、第2章~アジアへのラグビーを広める冒険~の開幕のベルがアジアに鳴り響くのです。
ⅱ.ラグビーW杯のエンブレムには法則がある!?
ラグビーW杯のエンブレムには公にはされてませんが、法則があるみたいなのです。
ワールドラグビー(以下、WR)のフレームの中に開催国・都市のシンボルがあり、2018年7人制ラグビーW杯ではサンフランシスコのシンボルであるゴールデンゲートブリッジが、2019年ラグビーW杯では日本のシンボルである富士山が描かれています。
2023年にはフランスでラグビーW杯が開催されます。
おそらく、次回のエンブレムにもフランスのシンボルが描かれるものと推測されます。
仮にエッフェル塔がエンブレムに描かれれば、スタート地点を前回大会の富士山。そしてゴールをホスト国のエッフェル塔へラグビーボールをトライするという冒険がエンブレムから作る事ができます。2027年も同様のことが言え、エッフェル塔をスタートとし、2027年のエンブレムに描かれている開催国のシンボルをゴールに設定できます。ラグビーW杯が開催される4年の一度のサイクルでこの冒険を続けていくのです。そして、何度か繰り返していくうちに、この#worldtryprojectが日本から離れ、世界的な文化に定着するのではないかとの仮説があります。
IRBという旧組織からWRの新組織に代わって初めて行われる日本での15人制ラグビーW杯のタイミングでオリンピックの聖火リレーのようにラグビーW杯のプレイベントを創設したいのです。世界的なラグビー組織も変わらなきゃいけないと当の組織も自覚している時だからこそ、世界のラグビー界の「革新のシンボル」を作り上げたいのです。
それを日本でまずやってみて、世界にそのアイデアを提示する!?
ラグビーW杯には世界規模のプレイベントがなく、もし仮にこのアイデアがWRに採用されたのなら、未来永劫に継続され、ラグビー界だけでなく、「人類の宝」になりえるものだと信じています。そして、世界のラグビーの文化形成に強く関わったものとして、日本国民の中でのラグビーに対する捉え方も変わり、「ラグビーを文化に!?」との長年のラグビー界の夢が実現されるものと想像します。
国内のラグビー界にその影響は留まらず、日本を覆いつくすネガティブを日本人の手で払拭できるのだと自信を取り戻すきっかけにもなるものとも考えています。
ラグビーはエリス少年が古代フットボール中に当時反則とされていたボールを持って走った事がきっかけに生まれました。それと同じ強さの「奇跡」を2020年以降に日本の中で創り上げたいのです。きっとそれは未来の日本の心の支えになるものです。
日本の未来はなだらかに減衰していくものとの予測をひっくり返したいのです。


ⅲ.第2章はシルクロードを辿り、アジアでラグビーを広める冒険を!
日本のラグビー界はアジアにラグビーを広めることを世界から期待されています。
あとで後述しますが、2023年に向けての#world try projectはシルクロードを通り、多くのアジアの国々に渡る事を想定しております。道中、相手国とこのメンバーで構成されるチームと試合を行なったり、たまたますれ違う方々とラグビーボールを介してコミュニケーションを図るなど、今までラグビーに触れた事がないアジアの人々との接点づくりに大きく貢献できるものと考えています。
仏教が伝達され、日本の歴史に大きな影響を与えたと言われているシルクロードを今度は逆に辿り、日本側からラグビー文化を広め、時を超え、世代を超えて、アジア地域に恩返しを伝えるのです。
そしてそのシルクロードの終点ローマの先にあるフランスには2019年に行われた日本で開催されるラグビーW杯の熱を文字通り、手渡ししたいのです。

ⅳ.次回のラグビーW杯の開催国がフランスだからこそ、チャンス!?
2023年のラグビーW杯開催国のフランスは僕のイメージが間違っていなければ親日の国です。
フランスは世界のどの国よりも”Japan Cool”を積極的に取り入れてくれている国です。
それは柔道人口が日本よりもフランスの方が多いことや、1999-2014年まで少年ジャンプで連載されていた『NARUTO』がフランスでは今でも伝説的な人気を誇っていること。日本のアニソンの番組がフランスにはあることが証明するように、日本のエッジが効いた文化を温かく受け入れてくれる国であったりします。次回の開催国が保守色が強い国であれば、#worldtryprojectの伝達も跳ね除けられる可能性はあると考えますが、フランスだからこそ、この#worldtryprojectを継承してくれるものとの期待があります。
#worldtryprojectを2019年、2023年の2回に日本側で実施してみて、フランスにその継続の価値をジャッジしてもらいたいです。


ⅴ.社会の課題にトライする15名の日本代表でチームを構成!
2023年ラグビーW杯の開催国であるフランスは日本からおよそ1万キロほど離れています。スタート地点を2019年ラグビーW杯に描かれている富士山と定め、ラグビーボールをリレー形式にしておよそ1万キロを15名で人力で繋いでいく冒険を構想としてます。僕一人でもできるかもしれませんが、ラグビーの精神に則り、チームとして戦いたいです。
チームの構成はラグビー日本代表や東京オリンピックの出場選手(長距離、ヨット、ボート、、、etc)の参加を希望しますが、調整に難航することが容易に考えられるため、世の中にある社会問題を解決していこうと思っている今まで日本代表とは無縁な方々も門戸を開放し、スポーツ選手と一般人の合同チームで構成したい考えています。このプロジェクトをきっかけに世に名乗り上げ、日本にトライ旋風を巻き起こすチームとして、日本社会を力強く牽引したいです。
ラグビーW杯はオリンピックの総視聴者数36億人を超える、40億人もの世界中の目に映る世界的スポーツイベントです。そのイベントに新しい価値を付与できるかもしれしれなく、後世に残る伝説の冒険プロジェクトになるかと思います。過酷極まりないプロジェクトではありますが、力を合わせラグビーボールを繋げていき、最後のゴールの際にはそれこそ誰もが予想しない未来が待っているものと想像します。
自分が描こうとする絵の大きさによって、人生の面白みは決まります。
僕自身、元サラリーマンであり、現実的なことに重きを置いて生きていくことも大変であると充分に理解しておりますが、
そんな時代だからこそ自分が描きたいと思う絵に対して強い思いで創り上げたいのです。
共に助け合い、共に高めあいながら、「トライ」の日本代表を創設してみたいのです。
また、今までの日本代表とはどうしても身体能力や技術力で選別されていたものだと思うのですが、このプロジェクトは競争相手がいません。そのため、基礎体力とリスク判断能力を要すれば、一般の方でも応募することができます。2021年に行われるワールドマスターズゲームズのエッセンスも取り入れ、一般参加型であり、かつ日本代表になれる枠組みをこのプロジェクトの中で作りたいです。
◆ 前提条件
・ラグビー登山家、長澤が第1章~ラグビーW杯の歴史を作ってくれた出場国へのリスペクトの冒険〜を無事に完結させること
・世界のニュースの中で#WorldtryProject 第1章が大きく報道されること
◆ ルール
・人力で移動すること
・ラグビーボールを落としたら10m下がってスクラムを組むこと
・ラグビーボールを抱えている者が必ず1人いること
◆ 応募資格
・1日、25kmを歩き続ける体力を要すること
・世にある社会問題に対して取り組みたいテーマがある方
・ラグビーをアジアに広めたい志がある方
◆ 希望する能力
・ウルトラマラソン経験
・海外アドヴェンチャー経験
・ラグビー経験(未経験者の方はクラブチームに所属を斡旋します)
・野宿が続いても大丈夫なストレス耐性
・企業とのタイアップをデザインできる方
◆ 想定ルート
・スタート地点:日本(富士山の山頂)、徒歩、15名全員で登頂
・区間01:日本(富士山の麓)-日本(博多)、ランニング、1名以上
・区間02:日本(博多)- 韓国(釜山)、遠泳 or ボート or ヨット、5名以上
・区間03:韓国(釜山)- 韓国(仁川)、ランニング、2名以上
・区間04:韓国(仁川)- 中国(威海)、遠泳 or ボート or ヨット、5名以上
・区間05:中国(威海)- 中国(西安)、ランニング、2名以上
・区間06:中国(西安)- イタリア(ローマ):タンデム自転車(1人は自転車を漕ぎ、1人はボールを抱える)、2名以上
・区間07:イタリア(ローマ)- フランス(パリ!?)、ランニング、1名
◆ 道中でのメイクマッチ or ラグビークリニック
・韓国:クラブチーム
・中国:小学校チーム
・キリギス:小学校チーム?
・タジキスタン:小学校チーム?
・カザフスタン:小学校チーム?
・ウズベキスタン:小学校チーム?
・アフガニスタン:小学校チーム?
・トルクメニスタン:小学校チーム?
◆ 15名の内訳イメージ
・ラグビー経験者:未経験者 = 5:10
・スポーツ選手:一般人 = 3:12
・30歳以下:30-50歳:50歳以上 = 8:5:2(若い世代のトライの足がかりにしたい)
・ボート及びヨットの経験者:2名以上
・フランス人:1名以上
・女性:2名以上
◆ 仮スケジュール
・2019年8月:#worldtryproject 第1章 完結
・2020年1月:組織立ち上げ (仮、W杯版聖火リレーを作る委員会)
・2020年X月:メンバー募集
— およそ1年の準備期間 —
・2021年X月:#worldtryproject第2章 スタート(開催1000日前に開始したい!? )
・2023年9月: フランスゴール
◆ バックアップ ボランティアメンバー(8名)
・折衝:WRとの権利調整、各国のラグビー協会と調整し草ラグビーのメイクマッチを組む、日本のメディア調整
・ディレクター:選手の宿泊先、ビザ調整、必要機材の運送を担当
・Web広報:SNS運用、HP運用
・経理:財務管理


ⅵ.障壁の予測
ラグビーの国際機関であるWRはラグビーのエンターテイメント性の拡大を課題にしております。ラグビーのライバルはサッカーや野球ではなく、スマホであるというのです。
そのため、ラグビーに話題を与えるこの取り組みは、今もそうですが、関係者の間ではある程度の好評価は得られると思います。しかし、WRへの日本の影響度は弱く、個人的なアイデアを組織を超えて上告するのには日本国内で#worldtryprojectがムーブメントにならない限り、難しいと言われています。
WRの中で審議してもらう必要がまずあり、障壁については未知数の所があります。
ⅶ.第2章の構想課題
第2章についてその構想は荒く、そもそも実現可能なのか疑われるものと多くの方の目には映るものかもしれません。しかし、1400年以上も前、多くの渡来人(トライ人)が日本にやってきた歴史があり、テクノロジーがあらゆる場面で活用できる現代においての人力によるユーラシア大陸を横断することは決して難しいことではないと思います。
個人で行えば活動資金は冒険中の衣・食・住の費用に抑えられますが、#worldtryproject 第2章では組織的に動き、世界的文化に昇華させるべく世界中のありとあらゆる機関に働きかけたいため、多額の資金が必要になります。おそらく、億を超えるお金が必要となり、資金調達が大きな課題です。
その点と絡めて第2章の実施にあたり、ビジネスとの相性についても考えなければなりません。国民の気持ちを高揚させれるから実施すべきであるとの単一的なアプローチだけでなく、このプロジェクトによってどのような経済効果があるのか?どのような総合的なメリットがあるのか?多くの方にアドバイスを頂きながらブラッシュアップしていきたいです。
ⅷ.最後に
何度も申し上げておりますが、2020年以降、日本全体を明るくするようなシンボルが必要です。
それを行政に任せて、万博や各種W杯をコンペで競い合って日本に誘致することも一つの手ではあるかと思いますが、
世界的スポーツイベントが2019年にラグビーW杯、2020年オリパラ、2021年ワールドマスターズゲームズの3年連続して行われるからこそ、そのレガシーを活用して何か新しい試みを世界に提示することは日本の意識を変える一つの手立てになると考えます。個の力が最大化できるこの時代だからこそ、無謀とも言えるこの夢を公開し、より多くの方とシェアし、雪だるま式に大きくしていき、世界に「新しい日本」を示したいのです。
まずは第1章の冒険をちゃんとやり遂げることが第2章へ推進する条件であると自覚しておりますが、今の考えを整理してみんなに伝えたく、このような稚拙な文書を作るに至りました。
上記のようなアイデアが今の冒険の先にあり、非常に過酷な世界中の山々にラグビーボールを抱えて登っているものとご理解して頂きながら、この冒険を楽しんで頂けれれば嬉しいです。